棟瓦の部分工事
今年は過去最大クラスの台風が来たせいもあり屋根の工事依頼がとても多いです。
まずは被害にあわれた方の1日でも早く復旧が進む事を従業員一同願っております。
今回は瓦が台風で破損してしまったお宅の補修工事です。
↓↓↓破損箇所↓↓↓
通常は棟瓦の下にのし瓦があるのですがのし瓦もなくなってしまったようです。
残っているのは葺き土と漆喰(しっくい)。
しっくいは石灰が主成分の白い粘土状のもので、撥水性があり、雨水の浸入を防ぐ効果があります。
写真のように棟部の葺き土の外表面に厚み10mm程度で塗られます。
しっくいの役割としては、大きく2つあります。
1つ目は雨水により葺き土が浸食されることを防ぐ、防水材の役割です。
2つ目は見た目が白くきれいなため、意匠的な役割です。
今回は破損部の棟瓦積み直しと、地瓦のズレ調整および今後の台風で少しでも棟瓦がズレたり飛ばされたりしずらくなるように、一部ラバー止めもおこないました。
↓↓↓積み直しとラバー止め↓↓↓
これで安心です。