下見板リフォーム　N様邸

こんにちは！横浜市戸塚区にある工務店、株式会社ライズリカバリーです。

本日は横浜市金沢区のN様邸の下見板リフォームの紹介です。

お客様のお家の外壁の一部は下見板を使用されておりました。下見板張りとは、横長の板を少しずつ重なるようにして張り合わせていく板張りの技法のことをいい、建物内に雨水や風が侵入することを防げるため、木造建築の外壁として使用されることが多くあったそうです。

お客様の下見板の外壁には、塗膜のひび割れや塗装の剥がれ、そして、下地に雨水が染み込み内部に腐食がみられる状態でした。腐食が進むと、雨漏りが起きたり、建物の強度が弱まってしまうことから別の柱や梁といった建物の主要な構造材にまで及ぶ可能性があり、災害時に倒壊してしまうリスクが高まります。

今回は、腐食が進行している箇所は新しい外壁板と交換をして、全体に塗装を行っていきます。

まず、塗装が剥げた部分は、ブラシなどの研磨道具で残っている塗膜を落とすケレン作業を行います。古い塗膜があるまま塗装を行うと、新しく塗った塗料との密着性が悪くなり、本来であれば10年持つはずの塗料が、3年程で剥離することもあるため、ケレン作業はとても重要な工程になります。

腐食で板が剥がれ穴あきになっている部分は、新しい外壁板に張り替えを行います。

そして、塗装です。下塗りは、木部専用塗料を使用し、しっかりと塗膜が張るようにたっぷりと塗っていきます。乾燥後に仕上げ用塗料で上塗りを行いました。使用した上塗り塗装は日本ペイントのファインウレタンU100です。防藻や防カビ効果が高い塗料のため、外壁の美観の維持や劣化を防いでくれますよ。