瓦屋根塗装リフォーム N様邸
こんにちは!横浜市戸塚区にある工務店、株式会社ライズリカバリーです。
秋らしく涼しい気候になってきましたね。
実は秋は塗装工事にも適した季節なんです!湿度や気温等が安定しているので施工しやすいですし、お客様からの塗装リフォームのご依頼も秋頃はぐっと増えてくる人気の季節です。
それでは、本日は横浜市泉区のN様邸の瓦屋根塗装リフォームの紹介です。
お客様のお家の屋根はモニエル瓦という種類の瓦が積まれていました。モニエル瓦はヨーロッパ発祥の瓦で、洋風なフォルムや豊富なカラーバリエーションが特徴で人気の瓦でした(現在は生産されていません)。
瓦なのに塗装が必要なの?と思われた方、鋭いです!練り上げた粘土を形成して焼き上げている粘土系の和瓦や洋瓦等は塗装の必要はありませんが、モニエル瓦は乾式コンクリート瓦ともいい、主成分がセメントと砂でできています。セメントには防水性がなく、水分を吸収すると劣化してしまうので塗装で防水を行う必要があるのです。
お客様のお家の屋根はオレンジカラーの明るい外観の瓦ですが、全体的に色褪せと苔が目立ち年季を感じます。
通常の屋根塗装と同様にはじめに高圧洗浄機を使用して全体の汚れ等を落としてから塗装を行うのですが、モニエル瓦の塗装で一番重要な工程がこの作業です!
モニエル瓦には製造時に着色スラリーというコンクリートの着色剤を塗られ、スラリー層というコンクリートを保護する層(膜)ができます。経年劣化により表面のトップコートがなくなると、このスラリー層がむき出しの状態になります。スラリー層はかなり脆く、指で少しこするだけで粉状になりコンクリートから簡単に剥離してしまいます。そのため、通常の高圧洗浄よりもより丁寧に細かく洗浄を行い、スラリー層をしっかり除去しないと、新しい塗装が簡単に剥がれてしまいます。
モニエル瓦の塗装の知識がない業者が施工すると、誤って残ったスラリー層の上に塗装が行われて数年以内に剥離してしまうケースもありますので、きちんとスラリー層の塗装に対応してくれる業者かの見極めも大事ですよ!
こちらは高圧洗浄後のスラリー層が取り除かれた後の状態です。全体が白っぽく薄い色になりました。指でこすっても粉状のスラリー層は出なかったので、しっかり除去できている状態です。
塗装の前に細かなひび割れを補修しました。
塗装工程に入ります。
下塗りではスラリー強化プライマーというモニエル瓦専用の下塗り剤を使用しました。モニエル瓦とスラリー層の密着性を向上させて塗膜の剥離を防止します。
中塗り・上塗りは水系ナノシリコンのロットオレンジのカラーを使用しました。重ねて塗装をすることで規定の塗膜の厚みが作られ、色ムラもなくなり、美しい外観に仕上がります。
瓦屋根塗装リフォームの完成です!下屋根も大屋根と同様に塗装リフォームを行いました。
鮮やかなオレンジカラーが美しい屋根になりましたね!防水機能も復活し、モニエル瓦の耐久性もアップしました!
お客様も「綺麗に塗装してもらいありがとうございました。」と喜んでくださいました。
弊社では、瓦屋根塗装リフォームのほかにも、屋根葺き替え工事や外壁塗装、トイレやキッチンなどの水廻り、内装工事、ウッドデッキやベランダ・お庭などの外構工事、サッシ工事など
おうちのどんな工事でもやらせていただきます。
小さなことでも担当者がすぐに駆け付けますので、お気軽にご連絡ください。