鉄骨の共用階段と共用廊下溶接・塗装リフォーム　M様邸

こんにちは！横浜市戸塚区にある工務店、株式会社ライズリカバリーです。

本日は横浜市泉区のM様邸の鉄骨の共用階段と共用廊下　溶接・塗装リフォームの紹介です。

オーナー様のアパートの鉄骨階段は、塗装が剥がれて激しく腐食しており、錆による穴あきも複数みられました。サビによる穴あきが発生してしまうとその鉄自体の強度が弱っている状態ですので、このまま放っておくとさらに腐食が進み最悪の場合、破損や崩落等が起きる可能性があります。

鉄骨階段の劣化が激しい場合は、階段自体を撤去して交換をする必要がありますが、交換が必要ない程度の劣化症状であれば、サビを取り除いて塗装を行い、延命修理を行うことができます。今回は、穴あきが発生している箇所は新しい鋼板を溶接していく延命修理を行い、最後に全体に鉄を保護する塗装をしていきます。

共用階段の手すり

鉄骨階段の両側の手すりの親柱に錆による穴あきがありました。また、塗膜の劣化症状として、色褪せや剥がれもみられます。

今回は腐食した範囲だけを切り取って復元する補修工事を繰り返します。腐食した鉄柱と同等品のものを用意して、錆びて欠損した部分だけをカットし、そこだけ新調するように交換して溶接します。

そして、塗装の前には必ずケレンを行います。

階段全体の古い塗装の膜の剥がれや表面に発生している錆をサンドブラストなどの機械を使用して取り除き、下地の表面を整えます。ケレンをしっかり行うことで、塗装の寿命を伸ばし、鉄骨階段全体を長持ちさせることが可能です。

ケレン後、鉄部専用の防錆効果のある塗料で塗装を行います。今回は下塗りには強化下塗り材を使用し、中塗りと上塗りにはファインウレタン100の塗料材を使用しました。塗装の工程として、下塗り→中塗り→上塗りと3回ありますが、しっかりと厚い塗膜をつくっていくうえで重要になります。3回の工程を行うことにより、塗装の劣化や剥がれを防ぎ、鉄骨階段を長期間美しく保つことができます。また、階段の表面を平滑化し、汚れや錆びの付着を防ぐ効果も期待できます。

奥側の手すりの親柱

階段を登り切った上の手すり

手前側の手すりの親柱

共用廊下の手すり

共用廊下の手すりにも一部、腐食による穴あきがみられました。こちらも共用階段と同様に腐食鉄骨だけを撤去し、新しい鉄骨を溶接することで鉄骨強度が回復します。

手すりの足元にある、笠木天端も錆の腐食が酷かったため撤去して新しい鋼板を溶接補修しました。

共用廊下の裏

共用廊下の裏の鉄骨も雨風にさらされるため錆の発生が早くなります。鉄骨廊下の真裏前面に広がる塗膜の剥がれや今にも崩れてしまいそうなくらいの大きなサビによる穴あきが多く存在しました。こちらも共用階段と同様に腐食鉄骨だけを撤去し、新しい鉄骨を溶接していきます。なかには、鉄柱1本丸ごと交換したものもありました。